追いかけたいのに息ができない

オタクをしていないと死んでしまう病気のOLがK-POP、アイドルについて推敲なしの文章を垂れ流す。

アイドルが歌う「アイドル」【BTS】【V6】【BiS】

 

 

どうも、お久しぶりの鹿です。みなさん元気ですか!!!元気でいましょうね!!食事、睡眠、運動です!!外出たときは帰ったら即お風呂に入って清潔にしましょ!!!

、、、と、胡散臭い呼びかけをしたところで、今日はアイドルのお話です。K-POP関係ない話もめっちゃします。とにかくアイドルの話。

 

だって、私はアイドルが本当に好きだから。

アイドルってまじですごい。

歌うたうときに聞く人に分かってもらおうとするし、聞く人のことも分かろうとしてくれる。ほんとにすごい。

私は好きなアイドルを見ていると、「人間」って感じがします。普通の人間である自分を隠して、偶像を作り上げるお仕事なはずだけどなんか人間だなって思います。関わり合っているなって思います。なんででしょうね。()

 

アイドルってなに?

私が好きなアイドルが歌う曲から、それぞれの「アイドル」について考えていこうと思います。

 

 

 

1.BiS‐IDOL(2012年発売)

日本の女の子のアイドルグループBiSでIDOLです。

BiSは、メンバーが一新され現在も活動していますが、このBiSとは全く違うグループです。この曲をリリースしたBiSは2010年に結成され2014年に解散しました。説明するのはかなりややこしくて私の力ではあれなんで気になった方は調べてみてください。

IDOLは、オタクの言葉で言うとても「強い」曲です。BiSそのものが強いグループで強い曲が多いけれど、IDOLはその中でも1,2を争うくらいメタル風で強い。

歌詞は、英語に聞こえる日本語。2017年に発表された岡崎体育Natural lipsと同じ構造です。その中でも割とはっきりと聞き取れる言葉が「あいまいな奴だけが うさんくさい」。

BiSは過激と言われるグループでした。全裸MV、キスマーク付きチケットなど分かりやすく他のグループとは違うことをやってきました。そして、IDOLリリース後はメジャーデビューをして、100㎞マラソンスク水ダイブなどアイドルの異端児具合はどんどん増していきます。日本武道館での解散公演を目標に活動しましたが、武道館サイドに断られて横アリで解散公演。断言しますが、最後までBiSは王道のアイドルではありませんでした。

一般的にアイドルはファンが喜ぶことを仕掛けます。でもそれだけじゃファンは満足しない。それは、私たちの想定内でしてほしいことをしてくれる存在だったらアイドルじゃなくたって問題がないからです。私たちはそのアイドルそのものが好き、彼女たちだから見せてくれるものが好き。BiSはそれを追求し続けました。自分たちにしかできないこと。BiSには歌やダンス、演技やお笑いで活躍できるスペシャリストがいませんでした。BiSはアイドルの異端児ではあったかもしれないけれど、みんな何者でもない女の子でした。

IDOLはそんなBiSがそれでももがいて、ファンに甘えるだけでなく、「自分たち」になろうとがむしゃらに進むことを表した曲です。私は、メンバーがボロボロになりながら走ったり、車中泊で疲弊した姿が見たいと思ったことは当たり前だけどありません。メンバーももちろんしたかったわけがなくって、スタッフやメンバー内でも喧嘩を重ねてきたと聞きます。それでも、BiSはかっこよかった。彼女たちは実にうさんくさくなくて、はっきりしていて、信じられました。BiSは世界を変えたいっていつも言っていました。(それも本当に私は信じてた。)世界に知られるようなグループではなかったかもしれないけど、私たちにBiSがそこに生きていたってことを生々しく証明してくれました。

 

アイドルって書きすぎて頭おかしくなってきた。

 

 

 

 

 

 

 

2.三宅健(V6)‐”悲しいほどにア・イ・ド・ル”~ガラスの靴~(2010年発売)

 

今年デビュー25周年を迎えるジャニーズグループV6のずっとかわいい最強アイドル、三宅健のソロ曲です。

この曲はタイトルそのまま根っからのアイドルオタクにとって心臓握られるような、感情が収まりきらない曲です。BiSが一人の人間としての矜持を教えてくれるなら、三宅健は一人のアイドルとしての矜持を教えてくれました。彼は、雑誌でもテレビでもラジオでも「アイドルは虚像」だとおもしろおかしく喋る人だけど、ただの冗談ではないんだってこの曲を聞いてはっきりと思った。

「抑えきかない マジ笑えない そんな大人だけにはなりたくない!」「虚像とリアル その狭間で俺 生きていく」周りの人たちにいつまでも子供だねと言われる彼はその無邪気なキャラを超えないように自分で制しています。「そこにいるだけでいいよ 何も構わずに 僕がすべてさらけだしてみせるから」アイドルって難しい。アーティストであったら、その作品でもって評価されるんだろうけど彼らは人間性が評価される。「自分はみんなに作られているから」と彼はよく言います。三宅健はそれを十二分に分かっているから、悲しいほどに分かっているから自分を作品化するんです。そして、「俺も君と同じように笑い 悩み 時には人知れず涙流し またLights camera action! Can't stop Won't stop 悲しいほどにア・イ・ド・ル」私が一番好きな歌詞。前半は他のアイドルからも聞いたことがあるテーマ、僕たちも普通の人間なんだよと伝える。でも決して訴えたり、心の叫びという印象がないのが彼らしい。三宅健はそれを分かっていてもステージに立ってみんなの三宅健であることを辞めないし、むしろ辞めたくないと思っています。ここまでアイドルの自分と客観的に向き合えちゃうのが悲しいほどにアイドル、、、。曲も声がどんどん加工されていって、三宅健三宅健をどんどんアップロードしていくのを表しているようです。そして、作詞を本人が直接手掛けたわけじゃないところもまたいい。「アイドルの現実」をこんなにずさずさみせる人なのにとてもミステリアスで、かといって間違いなく正直な人であって。

三宅健は、私たちがみたい三宅健であろうとする人だけど、同時にシンプルにV6をなくしたくないって思いの強さも他のメンバーや本人の行動からめちゃめちゃ伝わってくる。私も六人の中にいる三宅健が好きだからそれは超嬉しいし、だから、V6は今も最高な状態でアイドルなんだなって思います。この話は、しだすと超大作になるし、彼一人だけのことじゃないから今はしません。

「演じている自分も嘘じゃない」って彼は言うし、私たちも三宅健が仕掛けることに大喜びしちゃうからもうそれでいいやって思います。()なんにせよ、真剣にアイドルについて考えて実行するから私は三宅健のことを好きだと一生言い続けると思います。

 

 

 

 

 

 

 

3.防弾少年団‐IDOL(2018年発売)

 

ボーイズグループの覇者、防弾少年団の一曲です。およそ一年かけて展開されたLove yourselfシリーズの集大成となるアルバムのタイトル曲、IDOL。

アルバムのトラックリストが発表されて、「IDOL」という曲を見つけた時の高揚感、さらにはそれがタイトル曲であると分かった時はほんとうに大大大興奮しました。MV公開後も大興奮。防弾少年団アイデンティティである、韓国人であることへの誇りが全面に押し出されたお祭りソングです。(IDOLリリース後はK-POP民族音楽っぽいのが何曲か出た気がする。さすがの影響力だね!)

「You can call me atrist You can call me idol」周りからの定義づけに左右されない少年団。Love oneselfです、まさに。「俺の中には何百もの俺がいる 今日も新しい俺に出会う どんな俺も全部俺」自分の中にある全てを自分として受け入れることに決めた少年団。だから、この曲に「IDOL」というタイトルをつけた彼らが好き。アイドルとしての自分も自分と認める彼らが好きです。(そうですか)

私は、防弾少年団のテーマは若者の成長を音楽で描くことだと思っています。周りと同じにさせることへの反抗、時には自分をも見失いそうになるかけがいのない愛情、世の理、、、普遍的なテーマを描いてきたからこそ多くの支持を得ましたが、そこにのっかるのが「トップアーティストへと成長する防弾少年団」としての自分。若者の成長を歌ってきた彼らも、「トップボーイズグループ」へと成長しました。それがすごい。そんな防弾少年団が歌うからこそ、IDOLでの自分を受け入れよう!ってメッセージの説得力が増すように思います。

リーダー、ナムジュンが2016年に発表したアルバム「WINGS」で発表したソロ曲「Reflection」。この曲で彼は自分に対する様々な声と作られる姿から自分とは何か、「I wish I could love myself」と歌っています。若者のリアル、そして舞台に立つ人間としてのリアルや成長も防弾少年団はずっと歌ってきています。トップを目指してきて、実際にそこに立ったからこそ彼らの言葉はより重く、遠いはずなのにより近くに感じます。

時代もあり、「みんな自分を愛そう」って伝える今の防弾少年団がここまで売れきったのは当然のように思えるし、私も共感しかしません。最近のタイトル曲は単体で聞くとみんなのうたって感じがしますが、しつこいですけどこの考えにいきつくまでの過程が確かにあって、それを常に表現し続けたのが防弾少年団なんです。

 

 

 

 

 

アイドルってまじですごい。

曲名に「アイドル」って入ってるだけで感情がすごいことになっちゃうくらいアイドルが好きなのに、好きなアイドルに対してはもうアイドルだろうが何だろうがお前が好きっていうきもすぎる思考にさせちゃうから。

こんなに長々書いたのに結局、あ~~好きなアイドル全員幸せに生きてくれ~~~~~って言葉でしかまとめられない、どうしようもないオタクのだらだら喋りでした。ご清聴ありがとうございました。

 

 

 

 

まじ余談

 

この記事を書こうと思ったのは、防弾少年団のIDOLリリースが発表されたときなんですよ。防弾少年団のこと好きなので、曲聞く前に大興奮して絶対書いてやるって思った。で、公開されて興奮そのままにけっこう書いたのに保存する前にフリーズして死んじゃったんです。そこで、私のやる気はなくなってしまいました。だめな人なんで。

それなのに今回2年弱の時を経てもっかい書く気になったのは、今回あげた三宅健くんの曲が収録されたV6のライブ映像が大公開されたからなんですよねーーーーーーーーーー!

【期間限定】V6 / live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!

avexほんまありがとう!!!!!!!

てことで、人生アイドル感謝おじさんでした~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

自粛期間慣れすぎて、外出しなきゃ団体に所属できない生活が怖すぎる。

 

鹿

 

うるさいTwitter@hizaula