こんにちは鹿です。
少し前に広島に遊びに行った。
1泊だったが、完全に楽しむことができ感動さえあった。
今回の目的はM-1ツアー広島公演だ。いつも通り「お笑い」を教えてくれた姉と応募して2公演とも行けることになったので、まあまあきつきつのスケジュールになったが金曜土曜で観光も楽しむことにした。
その日は最高気温30℃という今となってはましだが、当時としては灼熱に感じる気温だった。
実はライブのために旅行に行くというのが初めてなので非常にわくわくどきどきの出発だ。
新幹線で新神戸より先に行くのも初めてで、4時間の車内は柿の葉寿司を食べてこれからの予定を予習して、近況を報告して、トイレに行ったらあっという間だった。
初日は観光の予定。広島から宮島に向かった。電車で1時間弱で到着して、都会からこんなすぐに到着するんだと驚いた。京都もそうだが、観光地にすぐアクセスできる地方都市っていうのは非常に魅力的だ。
宮島の駅からはフェリーで島を目指す。いくつになっても海はワクワクする。
初夏というのはカンカン照りでもまだ海風は涼しく感じさせてくれる。平日だったからか外国人観光客・とりわけ欧米圏と思われる方が多くて世界遺産はすごいなあと思った。

鳥居が見えている。
宮島ではたくさん食べ歩きをした。揚げもみじ饅頭、当たり前に絶品。というかもみじ饅頭というものを15年ぶりくらい(!?)に食べたがすこぶる美味しい。そんじょそからの饅頭とは比にならない。
そして・・・・・・・牡蠣・・・・・・おぉん・・・。全く旬じゃないだろうに、なぜこんなにおいしい・・・??本当は10個食べたかったけど1個に我慢した。2個は食べるべきだった。
そして、本丸の厳島神社。ぬる知識しかないが私は平家が好きだ。大河ドラマでも平清盛は相当好きだったし、アニメの平家物語はわたしがみたオリジナルアニメの中でも相当相当好きだ。まるで海のように、ロマンに満ちている。大きな海をも手にした気分だっただろう全盛の時の平家。そのままあっという間に滅びていくさまも嘘みたいだ。
厳島神社を訪れて、こんなところそりゃ作りたいに決まっていると思った。特に能舞台・・・ここで能をみたらもう現世に戻れないだろう。

宮島の鹿は自由。
厳島神社といえば、潮の満ち引きで全く景色が違う。私たちが上陸したときは鳥居もすたすた歩けたが、帰るころにはすっかり海に浸かっていた。鹿は余裕でそこらへんもうろちょろしていて、鳥居をくぐり海の方までどんどんかけていってちょっとたたずみ、振り返って神社の方へまたかけていくというドラマチックな場面もあった。神がかりすぎて写真にとることはできず、みんなにこやかにその様子を眺めていた。
秀吉が建立を命じたまま未完というこれまたロマンあふれる豊国神社にも行った。
畳857枚分といわれる空間しかない神社。いつ海から山に来たのかしらというくらい涼しい風が吹いていてみんな寝っ転がっていた。近所だったら毎日来て本を読みたいくらい魅力的な場所だ。ここにも鹿は大量にいる。宮島には鹿せんべいなどはなく、本当に野良の鹿なので、皆そこら辺の草を食べていた。というかなんで宮島には鹿がいるんですか?
帰りのフェリーですっかり海上神社となった厳島神社を見送り、広島市内のホテルに。
そしてそのまま夜ご飯ーーー。


夜ご飯は有名店の中ちゃんで食べた。ウニクレソン発祥の地としてテレビで見たことが何回もある。平日の夜2回転目くらいだったからか並ばず入ることができた。ウニクレソン・・・・凄すぎる。パンに汁を付けるとたまんなく美味しい。お好み焼き・とん平焼きも食べたがボリュームたっぷりというより野菜と卵の味がしっかりしていて、出汁の味が優しくて、ぺろりと食べられた。ぺろりと食べられたからレンコンステーキやら麻婆豆腐やら他にもいろいろと食べた。粉物もそれ以外も絶品だったので、また行きたい。
そして、翌朝ごはんーーーーこれがまた・・・・・・・・・。
アンデルセンというパン屋さんを知っているだろうか、あるいはリトルマーメイド。私が今住んでいるところにも、以前住んでいた別の地方にも何店舗かある全国展開されているチェーン店だ。
その本店がこの広島にあるらしい。情報を持ってきてくれた姉、ありがとう。
広島アンデルセン。朝、サイトを調べたところ簡単なイートインスペースしかやっていないのかしら?と思ったのだが、なんとパンビュッフェをいただくことができた。
幼少期偏食というかかなりの胃弱(今も)だった私はここの「ハイジの白パン」にバターを付けて食べるのが大好きだった。ふわふわあまあま。クリームが苦手な私はリトルマーメイドの「ダークチェリーのデニッシュ」が、というよりだけが、好きな甘いパンだった。
ダークチェリーの方は、ビュッフェメニューではなかったのだが、ハイジの白パンやその他たくさんのブレッドをミネストローネスープ・オリーブオイル・塩・ジャム・チーズといただいた。特に広島ならではのレモンジャム・・・・・・本当においしかったなあ。朝早かったので売店はオープンしておらず、購入することができなかったのが本当に惜しい。幼少期を思い起こす夢みたいな食体験だった。


その後は、原爆ドームを観に行った。ここも外国人観光客が多い。笑顔でピースをしながら記念撮影をする彼らをみて、確実にあちら側とこちら側があるなと思った。私が外国のこのような場所に行ったとき(被爆した場所はないわけだが)自撮りはとてもできないなと思う気持ちはこの国に生まれたからあるのだろうか。
原爆資料館も初めて行った。日本では社会だけでなく国語でも道徳でも戦争のことを学ぶ。資料館でみたものも教科書でみたものの本物という印象が強く、悲惨で、お腹の臓器がぞわぞわした。そして、実際に訪れて、こんな市街地に原子力爆弾を落としたというのはもう明確な悪意しかないということを実感した。
そのあとすぐにM-1ツアーを楽しんだ。楽しむことができるか不安だったが、思う存分笑うことができた。公演の合間にはジェラートを楽しむ芸人を目撃した。平和記念公園は、周りに高い建物がなく澄み渡った青空と川、非常に豊かで、芸人と私たちは橋のあちら側とこちら側にいて、あちら側で何の変装もせず手ぶらでジェラートをほおばり、声をかけるファンに笑顔で答えていて、なんて暖かな光景なんだと思った。
そして、ロボット犬を散歩している老人がいて、広島にはロボットをうまく使う人もいると思った。AIならば仕事を手伝わせるより前にペットにしたいだろ。
平和記念公園ではお昼ご飯も食べた。今は外で食べるなんて溶けるので不可能なのだが、まだぎりぎりいける気温だった。あたたかい、あったかいよ広島は・・・。
会場となった「フェニックスホール」正直私は感鈍なので、向かうまではおかしな名前だなと思った。しかし、資料館を訪れてフェニックスというその重みに感銘を受けた。私は人が死ぬことに命をかけるなら守ることに命を燃やしたいよ。みんなもそうでしょう?フェニックス・・!
ライブ自体は本当に面白くて、感想をかくのも憚れるという感じだが、今後一生あり得ないM-1ツアーに漫才興行の3組が揃う場に立ち会うことができて感無量だった。
ラストは閉演と新幹線の時間がせめぎ合う非常にひやひやした展開だったが、2公演目の方が皆さん巻いてくださり、特にチャンピオンと準チャンピオンのたくろう、ドンデコルテが圧巻の尺ぴったり大爆笑。見事な時間と笑いの管理をしてくださったことで無事新幹線にも余裕をもって間に合った。ありがとうございます、本当に。
帰りの新幹線では、お弁当を食べながらべちゃべちゃ喋った。(公演の合間にデパートで買うという徹底ぶり。何よりもご飯を優先することができる姉妹で本当に良かった。)私は姉が大好きだ。私にないものをたくさん持っていて、私と同じものが好きで、私と同じものが嫌いで。大好きだということを普段から言っているのでな~んも恥ずかしくない。
そして、その後はお土産用だったはずのスナックをなぜか一袋全部食べて、交互に寝た。見事に交互に寝た。
2日間とも決まっていたことはすべてできて、食べたものはすべて美味しかった。
そして、何より青空が気持ちよかった。2日間とも暑かったけれど、風が通り抜け、とても気持ち良かった。これは、ここに住む人たちが勝ち取った空だ。こういう最高の日々は、誰かの恩恵を受けて成り立っているという思いが広島に来て強まった。ぬるま湯だろうが何だろうがずっとこうして過ごしたい。ずっとこうして過ごすために曲げないぞとこの空に誓う。
鹿

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