追いかけたいのに息ができない

オタクをしていないと死んでしまう病気のOLがK-POP、アイドルについて推敲なしの文章を垂れ流す。

G-DRAGON World Tour in JAPAN<Act,Ⅲ M.O.T.T.E> 0920 東京Dレポ クォン・ジヨンのG-DRAGON


またまた間が空いてしまいました。申し訳ありません鹿です。

来る9月20日、私はクォン・ジヨンのコンサートに行ってきました。
参戦相手は、母です!!超強火ジヨンペンです!!(沼落ちの原因は私にありますが、、、)娘はあちこちに熱をあげているのに一向にジヨンペン、ジヨンの幸せを一番に願う母です!!

授業が結構ぎりぎりまで詰まっていましたので、ダッシュでドームに向かい時刻はすでに17:30。グッズは買わずの参戦でした。

※今回のライブは思うところが多くて、楽曲だけでおさまらない、さすが天下のG-DRAGONという感じですが(?)
とにかくレポというより主観入りまくりの感想文となっております。


開演時間が遅れることで有名らしいBIGBANGですが、なんていうかしょうがないなって思いました。
かくいう私も今回はぎりぎりの到着でしたが、グッズの列は結構長く、コスプレと思わしき方には写真撮影のためにこちらも長蛇の列。とてもあと30分で始められる状況ではなかったです。18:00になっても会場は6割ほどしか埋まっておらず、18:10ころからトイレに向かう方もちらほら。
、、、これはしょうがない!!笑 運営にとても文句はいえない笑 まあ「どうせ開演遅れるだろ」とファンからの信用を完全に無くしてる運営も悪いですけどね笑


ところで、完全にどうでもいい話ですが。私、今回は一階席の後ろのチケットだったんですよ。ガン萎えしてましたが「まあ、どうせグッズも買えないしいいか」くらいに思ってたんでしたがいざ入場すると席が見当たらない!!係りの方に聞いてみるとどうやらカメラ席だったようて急遽アリーナに!!





蓋を開けてみれば半分よりちょっと前くらいのアリーナ!
運がようやく巡ってきた、、、、、、、

てことで開演です()

セトリはこちら(完全に記憶上なので間違いがあるかもしれないです)

1.Heartbreaker
2.Breathe
3.A Boy
4.But I Love U
5.Obsession
6.ミチGO
7.ONE OF A KIND
8.R.O.D
9.THAT XX
10.Black
11.Missing You
12.Who You
13.I Love It
14.Today
15.CRAYON
VR
16.Bullsit
17.Middle Fingers-Up
‐MC‐
18.Superstar
‐アンコール‐
スンリ(V.I登場)
19.CROOKED
  BAE BAE
  BANG BANG BANG
  GOOD BOY
  Fantastic Baby  
20.無題




・萌え萌えポイント
まずはあほみたいな感想から。この人はとにかく日本語がかわいい。メンバーといるときは結構強気ですが一人になると途端に頼りなくなって声がめちゃめちゃ小さくて本当にかわいい!!それからこの人はとーってもおしゃべりが大好きで甘えん坊。その二つが合わさると”めちゃめちゃしゃべりたいことがたくさんあるけどうまくしゃべれなくて笑ってごまかす成人男性”という最強生物が誕生します。本当にかわいかったなあ。母はずっと何言ってるか分かんなかったみたいで笑 どんまいドラゴンです()
もう一つ。ワンオブアカインドとかブルジット、中指ぶったてソング()とかで掛け声が上手くいかなかったときのしかたねえな顔が本当にばちくそにかっこよかったです!!うっっっっ!!ってリアルに言ってしまいました!!(伝われ!!)
この両極端の魅力がもう、さすがですよねえ、、、。あとはびーちくが結構全開だった時となんかの曲の後に猫になったらしく女性ダンサーにダル絡みしてた時の会場の湧きっぷりはすごかったですねえ、、、。どっちも鹿的にはぴんとこなかったので()あんまり覚えてないです、、、ごめんなさい、、、。特に猫が憑依していたときは一人で大爆笑していたのですがそれもかき消す悲鳴でしたよ、、、。




さて、ここからは痛寒い感想文が始まりますよ。
私のなかでジヨンのキャッチコピーは「永遠の厨二病」なのでこちらもそれ相応の文章で答えます。

※寒くなったらすぐブラウザ閉じて下さい!!



今回のライブのコンセプトは「ありのままのクォン・ジヨン」。アルバム「クォン・ジヨン」の世界観を忠実に守ったステージでした。

そもそも。私はこの「クォン・ジヨン」というアルバムが出たとき、実は少しがっかりしました。ジヨンのソロ活動といえばBIGBANGではできないことをやる。アーティストG-DRAGONとしての最高作品をいつも発表してきました。HB,OOK,CD。どの作品も本当に素晴らしい。なぜかというとそれらはG-DRAGONが存分にそのコネクションを使い、最高のアーティストたちとコラボした本当に価値のある作品だからです。ゴリゴリのアンダーラッパーたちも海外アーティストたちも「G-DRAGONだから」オファーを引き受け、楽曲に参加するのです。それがG-DRAGONの力です。


ところが今回は。コラボ曲ゼロ。さらにゴリゴリのラップがない。強いていうならBULLSITなのでしょうが、これはあまりにも売れるためを意識しすぎてるなって思ってしまって。もねくと防弾みたいだって思ってしまったんです。leadersとかShe's gone  みたいな曲が欲しかったなあって。無題もまあ、別に?またLASTDANCEかよ?みたいなことを思ってました。()強いていうなら神曲かな?とか、ほんとにそれくらいにしか思ってなかったんですよね。「ああ、やっぱりこの人は誰かと作った方がいい曲作れるんだな」って感想でした。



しかしライブが終わったあと。私の心に残った曲はSUPER STARだったんです。見事にまんまとクォン・ジヨンに魅了されたんですよね。
普通に曲が良いのもありますがこれはセットリストが本当に凝っているから、このライブが本当に素晴らしかったからコンセプトにやられたんだと思います。

HB~A boyまでは彼のキャリアとパフォーマンスに酔わされてbut I love you とobsessionでギャップにやられて(正直but I love youはめちゃめちゃかっこよかった。あんなに歌い上げられたら困る)ミチgo~R.O.DはゴリゴリG-DRAGON。That XX~who wou?は皆大好きな甘々G-DRAGON(blackのジヨン、ほんと儚かったなあ。Missing youのyouでみんなを指差してるところもめちゃめちゃ湧いてました)(個人的にwho you?のダンスめちゃめちゃ好きなんで一緒に踊れてよかった)からのCrayonまでの流れ、ほんとにかっこよかった。Today大好き芸人なので歌ってくれて嬉しかった。Todayは名曲中の名曲です。サビでばちばちに盛り上がれるのにめちゃめちゃ儚い。盛り上がらないと絶望に叩き落とされる感じが大好きです。(わけわからん)Todayのラスサビで銀テ発射だったのですがこのタイミングほんとずるいですよね!!「お前らが必死で銀テ拾ってる間にこっちは最高に楽しい時間過ごしてるから」ってジヨンに皮肉られたようで、もうただではすまないジヨンがますます大好きになりました。

そこから、G-DRAGONがクォン・ジヨンになるVRが流れて今回のアルバムの曲を披露していきます。このVRがまたよかった。日本語がうまくしゃべれないクォン・ジヨンですがこの人韓国語でもろくにしゃべれないのねって感じでした。おしゃべりだけどびっくりするくらい話下手なんですよね。かわいい。(このときの男のジヨンコール、まーじでうるさくて不愉快だった。男の声に笑ってる会場の雰囲気も大嫌い。寒い。折角このライブの根っこを除ける映像なんだから静かにしてくれ)

本編最後の曲、SUPER STAR。8年前にA boyで俺はすごい。でも少年のころを忘れるなと自分を奮い立たせた彼がSUPER STARと言うタイトルでお腹はいっぱいだけどなんだか寂しい。何かが足りない。と訴えるなんて、、、。泣かずとしてどうしろと。あんなにかっこつけたメロディのA boyからこんな、それこそ少年のころのようなメロディでこんなこんな、、、、、、(落ち着け)スーパースターに落ち着くな甘えるなってとこからもうすっかりスーパースターだよおだれか助けて~ってG-DRAGONが言ってるんですよ、、、。また、歌いかたがほんとふらふらでよろよろでだるだるで。今にも倒れそうなのに、、、、、とっても楽しそうだったんですよ。「あっいなくなっちゃう、ジヨンが、、、」ってなりました。あのCrayonを歌ってたジヨンは何処へ、、、。あんなにかっこよかったのにこんなに簡単にいなくなっちゃうの、、、。


切実な映像とダンサーの演出も相まって本当にステージに見入ってしまいました。ジヨンが何を考えてるのか全くわからないけど、ジヨンを好きになったその先にどんなことが待っているか分からないけどこの人に着いていきたいと思いました。




神曲。この日のライブでは披露されませんでしたがジヨンにとってとてもとても大切な曲。
でも歌詞をみてもいまいちつかみきれない。ジヨンが今の人生に満足してるのか否か、幸せか否か、楽しいのか悲しいのか、それさえも分からない。

ここからは本当に私の勝手な解釈ですが、多分ジヨンにも自分が分からないんだと思います。
今、自分がやっていることは正しいのか、このままでいいのかそれこそ何がRightで何がWrongなのか。
なぜならジヨンは自分の人生に「満足」も「不満」も「幸せ」も「絶望」も全部経験させてきたから。
ジヨンはあまりにも周りからの期待と自分の野望に応えようとしすぎて、ものすごい勢いで上へと登り、そこから転落し、再び頂上へと立った男です。
「僕の年は満30になったばかり おかしい?正常でしょ?」
おかしいんですよね。30にしてはあまりにも波乱万丈すぎる。だから、もう、パンクしそうになって、何も考えられなくなっているのかなと。
やるべき仕事も勉強も友達も趣味と呼べるものもなにもない、そんな幼いころが私たちみんなにあったとおもいます。そういうとき考えてたことといえば「なぜ、自分は生きてるのか」「死んだら自分はどうなるのか」こういう答えがないことだと思います。少なくとも私はそうでした。

ジヨンも今、そういう状態に近いのではないかと私は思うんです。もちろんやらなきゃいけないことも考えるべきこともたくさんある。それこそ「いっぱいいっぱいなのになにか物足りない」
「人生の波には上手く乗れる」し「何も心配しなくていい」。だけど分からないんです。何が正しいのか、人生ってなんなのか、矛盾だらけという人の在り方。今のジヨンは私たちが考えたこともないような疑問だらけなんでしょう。




だーんだん何を言いたいのか分からなくなってきました()
再び「クォンジヨン」というコンセプトに戻ります。G-DRAGONは強くてかっこよくてたまにかわいい最強に頼りになる、要は私たちの理想像、まさに偶像、アイドルで今までそうやってきたけど、本当の自分は、クォンジヨンは大人しくてちょっと内気な普通の男。G-DRAGONでいることに疲れたから本当の自分でステージに立ちたい。そういうことだと思います。(それでいいよね?笑)

実際ライブを終えてみると「まんまとジヨンに騙された!!」ってのが私の感想です。
だって、G-DRAGONもクォン・ジヨンも何も変わらないから。G-DRAGONはクォン・ジヨンのものだから。
最初のMCで「今回のライブはクォン・ジヨンとしてやる。何もないただの少年だけど、その少年がG-DRAGON」って言ってました。この一言にすべてが詰まってると今なら分かります。G-DRAGONは決して嘘の姿ではない。私たちの偶像でもあると同時にクォン・ジヨンの理想像でもあります。G-DRAGONはクォン・ジヨンが作り上げたものでそのすべてはクォン・ジヨンの中。クォン・ジヨン次第でどうとでもなる。だからG-DRAGONの訴えることはクォン・ジヨンの訴えたいこと。

何も変わらないんですよ。クォン・ジヨンは既にG-DRAGONである自分を経験しています。つまりG-DRAGONがクォン・ジヨンによって作り上げられたものであると同様にクォン・ジヨンもG-DRAGONが作り上げたものであるといっても過言ではない。

だから、あくまでも「本来の自分の姿でステージに立つ」ということは、商業的発言であると、インパクトのあるコンセプトのためであると私は結論付けます。
だからまんまとやられた。実際観にいった人にしか「前と大して変わらないじゃん」という感覚は多分分からない。

だってよーーく考えたらG-DRAGONであることを抜きにしたらアルバム「クォン・ジヨン」にあるすべての曲にある思考に到達することは不可能です。クォン・ジヨンの中でG-DRAGONは確かに息をしているんです。やった。(重い)


9832-bigbang-g-dragon
(@RainerTorradoより)






まーーーたよく分からなくなってきたのでよく分からない話はここで終わりです。
しかもここにきてニョントリについて触れます。
おすんが出てきたの歓声は本当に尋常じゃなかったし、ジヨンの笑顔も尋常じゃなかったです。そんな笑顔にガチ照れするすんちゃんも尋常じゃなかった。やっぱりすんちゃんは凄いな、話も上手いし。ここにそるさんとでぃらいとが揃ったらどうなっちゃんでしょう。年末のライブが楽しみです。

すんちゃんが帰った後にさらっとみんな大好き無題を歌い上げて帰って行ったジヨンがもういかにもジヨンでさいこうだったなあ。気まぐれで本当に猫みたい。(無題の音、ずれ倒してたのはなんなんだろう笑)






最後に。
ジヨンは間違いなくアジア一のスターです。背負っているものがあまりにも多くて重すぎる。だからこそ今回、ありのままの自分でやってみたいと思ったのでしょう。コンセプトのためだと書きましたが、ファンに伝えることでちょっとは楽になれるかなって気持ちももちろんあったと思います。




楽になれたかな、多分なれてないんだろうな

なんだかんだいってこのひとはくそまじめな人だと私は思ってるので。
たぶんこの人は一生苦労人です笑


私は、自分のスタイルを確立させつつエラモルゲッタやBULLSITのように新しい流れも取り入れていく勉強熱心で本当に音楽が好きなジヨンが、まさに努力の天才であるジヨンが大好きです。


G-DRAGONという自分を通して音楽だけに留まらず、自分にできる全てを使ってメッセージを発信し続けるジヨン。その苦労は計り知れないけど、欲を言えば私としてはいつまでもいつまでも全K-POPアイドルの憧れ、目指すところであってほしいな。







(本人Instagramより)



日本でライブをしてくれてありがとう!!
長かったワールドツアー、お疲れ様でした!!


やっぱりジヨンは別格、鹿でした。