追いかけたいのに息ができない

オタクをしていないと死んでしまう病気のOLがK-POP、アイドルについて推敲なしの文章を垂れ流す。

2019年 K-POP妄想授賞式前夜祭 今年のアルバム大列挙祭り

 

 

 

こんにちは鹿です~~。師走!

 

忙しいけどこれ書かないとなんにも手につかない時期がやってきました!

 

昨年のブログ、今読んでみたんですけど「今年は激動の一年でしたね。」とか言ってて笑いました。昨年末の私へ!!来年はもっともっとえぐい一年になるぞ!!!

色々あったけど、好きなものを嫌いになったりとかそういうことはあまりない一年だったように思います。それってすごいことじゃないですか。と、いうことにします。

まあ来年は早くTRASUREデビューしような!!

 

ところでタイトル、「前夜祭」なのです。

今年は圧倒的に現場数は少なかったのですが購入したアルバム数が多かったので、好きな一曲を上げる前によく聞いたアルバムをただただ書き連ねるという記事を書いてみようと思った次第です。

それでは、あくまで、個人的によく聞いた2019年に発売されたK-POPのアルバムたちです。順番に特に理由はありません。

 

 

 

 

ONF 3rdミニアルバム - WE MUST LOVE

ONF 3rdミニアルバム - WE MUST LOVE

 

1. ONF-WE MUST LOVE

WMエンタ所属でB1A4やOH MY GIRLの後輩にあたる2017年デビューのボーイズグループ。常に良い曲を出しているおねのぷですが、私は今年このアルバムで本格的に聴くようになりました。朝起きてトイレにもいかず、ベッドから出ずに、二時間くらいかけておねのぷがこれまで出した全ての曲を聴くという儀式を二回は行いました。

 

WE MUST LOVE

タイトル曲のWE MUST LOVEは開始五秒で登場するドラゴンがくそおもしろいです。毎回タイトル曲のMV、やけに凝ってるところがいいですね。ぬるっと始まって、きれいな曲だなあって思わせてからの圧倒的な主人公声、ヒョジンのメインボーカルによるサビが、この曲を決定づけるというか、現実に落とし込むというか、とにかくぐっと意識が持ってかれるようで好きです。オネノプは現実と虚構の狭間という言葉がしっくりくるグループなのですが、それがMVとかビジュアルの世界観だけでなくて、歌声や曲でまで見事に表現されているのがこの曲だと思います。

現実と虚構という話でこのアルバムを語るとして、二曲目のIce&Fire(AKMUのDinosaurのような爽やかなEDM)は虚構で、次のYA YA YA(ラテンで静と動の切り替えが美しい)は現実という感じがします。Happily never afterはR&Bぽくも聞こえるかわいい一曲でONFのイメージにぴったり合う曲。

そして、オネノプのアルバムの良いところは最後にしっとり締めてくれるところ。このI doも洋楽風な泣けるEDM。ワイアットの電子音混じったラップが雰囲気あってゆったり高めてからのヒョジンの高音が気持ちよくて何度でも聞きたい一曲。

様々な曲調チャレンジしているのにしっかり流れがあって最後に別れと寂しさと、次への期待を感じさせる完璧なアルバムです。

 

 

 

 

MONSTA X 2ndアルバム TAKE.2 - WE ARE HERE (ランダムバージョン)

MONSTA X 2ndアルバム TAKE.2 - WE ARE HERE (ランダムバージョン)

 

2.MONSTA X-WE ARE HERE

SISTERやBoyfriendを輩出したSTARSHIP所属で2015年にデビューしたグループ。歴とした人気グループで、昨年からは海外アーティストとのコラボなども積極的に行っています。

モネク、K-POPを好きにった初期から割と聞いていたのですがアルバムとしてはう~~んということも多くって。(ただの個人的な好み)その中でこのWE ARE HEREはモネク史上最高傑作だと思っております。(次点、僅差でDEJAVU)海外アーティストと作業した成果がしっかり出ている、誰でもさらっと聞きやすい一枚です。WE ARE HEREは全体的にシュッとしたかっこいい曲が多からこそ、No reasonのようなかわいくてアイドルらしい作品が目立って聞こえる、という風にそれぞれの曲がアルバムにしっかり作用しているので、優秀な音盤だなあと感じます。

TURBURENCEはイントロから強いアイドルファンとしては惹かれるしかないです。RODEOがこのアルバムではかなり好きです。分かりやすくかっこいいチャンギュンのラップにどこか懐かしいいかれ方のサビがたまらないです。あと二番のショヌがかっこよすぎます。そして、最後がPARTY TIMEなのが大正解です。こういう気怠い曲は私の大好物です。チャンギュンのチェソンハムニダがあれば何言われても許す気がする。後半に遊んでる曲ばっかり入ってるっていうのも良いアルバムになってる大きな要素の一つだと思います。なんかチャンギュンの話ばっかりしてますけど、わたしはジュホンを飼いたいと思っている方の人です。(え)

 

 

 

1集: ALL RIGHT (ランダムカバー・バージョン)

1集: ALL RIGHT (ランダムカバー・バージョン)

 

3.ASTRO-ALL RIGHT

Weki Meki擁するFANTAGIO所属で2017年にデビューした6人組のASTRO。

 

All Night

タイトル曲All Nightはみんな大好きロンドンノイズプロデュース。めちゃめちゃ良いイントロじゃんって沸いてからのささやくような「ろん、どん、のい、ず、、、」でテンションぶちあがりました。この曲についてはまた話すことが決定しているのでその時に。

ALL RIGHTはデビュー四年目にして満を持してのフルアルバムということで、事務所の気合もメディアからの注目度もアゲアゲなのが伝わってきたので、ついつい聞いてしまったらずぶずぶはまってしまった作品です。2019年、色んなアイドルのアルバムに手を出したきっかけはASTROだったように思います。

王道のダンスミュージック(ちょっとシティポップぽい音もあって良い)のStarry skyで今を輝くアイドルという印象を持たせてからタイトルのAll nightで優しく包まれてみんな恋してからのMoon walk。SMドル好きなら要チェックの一曲です。洗練されたスタイリッシュなかっこいい曲。溜めが特徴的なジンジンとラキのラップが良く合う。ここで間違いなく沼に落とされます。そして、続くTrasure。私は口笛吹かれて天国みたいなきらきらしたイントロ来たらそれだけで好きになるので、この曲も大好きです。(薄い)いや、本当にこれいい曲ですよ。こういう多幸感溢れたEDMはずっと存在してほしい。Cメロの掛け合いが超美しい。次のRole play(これはかっこいい系の歌)はサナの表現力に感嘆いたしました。丁寧に、間違いなく音形を広げて歌っています。Love wheel。いや、これ、オタク心くすぐりすぎ~~!!イントロから流れてるサビのメロディーが幸せすぎて飛んでいきそう。一番サビのミョンジュンがね、天使のような声で歌うんです。最後のサビはね、ムンビンとウヌの掠れた大人っぽいボーカルのガチ恋二人が交互に歌ってくれるんですけど、締めはミョンジュンが「永遠に二人だけで love wheel toghether」と歌うんです。ここのミョンジュン絶対ににこにこしながらレコーディングしてるんですよ。伝わってくる、幸せが。明るいメインボーカル万歳。最後の曲はBloom。ミョンジュンとジンジンが手掛けたバラード。ギター、ストリングス、ピアノ、色々な音があってイントロも間奏もあってとても壮大な一曲で最後にふさわしいです。

ジャケットとかティザーのイメージそのままに楽園で語られる愛というか、すごく幸せなアルバムなんですよね。世界観がしっかり構成されてストーリーが流れてる。これを聞きながら眠りたいし、優雅に目覚めたいし、毎晩夢の中でのBGMこれであってほしいって思います。

 

 

 

 

 

 

 

イ・ミニョク 1stアルバム - HUTAZONE

イ・ミニョク 1stアルバム - HUTAZONE

  • アーティスト:イ・ミニョク
  • 出版社/メーカー: Kakao M
  • 発売日: 2019/01/15
  • メディア: CD
 

4. HUTA-HUTAZONE

ペンタゴン、CLC、G-IDLEが所属するCUBEのおにいちゃんBTOBのラッパーミニョクのファーストアルバム。ずいぶん前に書いた、男子アイドルのソロ活動について垂れ流してるやつを読んでくれれば幸いです。2017年に発表されたCHEEZEがフィーチャリングしているPurple Rainも収録されています。本当に良い曲。Cheezeの繊細で丁寧な歌声に混ざりあったり、息切らして追いかけたりするミニョクの声が絶妙。シンプルなヒップホップナンバーで1時間くらい連続で聞けます。

ファーストアルバムにしてベストアルバムのような聞き応えがある一枚です。

 

 

 

RAVI 2ndミニアルバム - R.OOK BOOK

RAVI 2ndミニアルバム - R.OOK BOOK

  • アーティスト:RAVI
  • 出版社/メーカー: Jellyfish Entertainment
  • 発売日: 2019/03/05
  • メディア: CD
 

5.RAVI-R.OOK BOOK

VIXXのラッパー、ラビの作品。VIXXの他のメンバーはJellyfishに所属しているのですが、ラビは今年独立してレーベル、GROOVL1Nを立ち上げました。このアルバムについても、先ほどミニョクのところで触れたブログにちょこっと書いてます。

R.OOK BOOKは聞いていて純粋に楽しいエンタメ作品です。もちろん最高の誉め言葉として。一昔前のラビちゃんはアイドルラッパーという枠から抜け出すためにもがいていた印象でした。その頃磨いたスキルや経験、人脈を積み重ねて現在は単純に良い曲で良いラップしようって考えているように思います。知らんけど。何が言いたいかっていうと、色々考えずに掃除とかドライブとかしながら聞いて楽しめる作品ってことです。垢ぬけて、成熟したラッパーの作品。

タイトルのTUXEDOはちょっとおしゃれなピザ屋でかかってそうなポップな曲。よく聞くのはシースルー。サビの印象的なメロディーが耳に残って好きだし、客演のCold Bay(GROOVL1N所属)がめちゃめちゃ良いんですよね。他の曲もまあおしゃれでポップでずっとループしちゃう。メロディー、リズム、声全てが良いから雰囲気があるんです。ていうか単純にコンセプトも大好き。音楽とファッションをテーマにして、曲名がタキシード、レイヤード、シースルー、ランウェイ、ユニバース、フーディー。かっこいいです。これが、高身長でおしゃれで何でも着こなすラビちゃんだから説得力もすごい。いつ聞いてもノってしまいます。ラビちゃん、今年ステージにめちゃめちゃ上がっているので、収録曲のパフォーマンス映像は全部あると思うので、全部見ましょう。おしゃれに触れてたいという誰もが持っているところを丁度良く刺激して満たしてくれるアルバムです。

 

 

 

 

6.AKMU-Sailing

YG所属の兄妹デュオ。お兄ちゃんが五月末に除隊してから僅か四か月ほどでフルアルバムで帰ってきてくれました。お兄ちゃんは海兵隊に配属されていたのですが、その船の上で作業した曲がたくさんあるそうです。さすが天才作曲家。

初秋の暑いけど爽やかな風も吹き始める一番過ごしやすい季節にぴったりの一枚です。

一曲目のChanteyはスヒョンちゃんのソロ。意味は水夫の労働歌。悲哀と海を進んでいく強さが思い浮かばれて、今回のコンセプトとアクドンの実力をしっかりと示す始まりです。

How can I love the heartbreak,you're the one I love

タイトルは王道バラードで、サビで解けあう兄妹の美しいハーモニーが素晴らしい。私、そんなにバラード得意じゃないんですけどこれはめちゃくちゃ聞いています。綺麗で勇気づけられて海のように温かい素晴らしい曲です。PVも最高。お帰りお兄ちゃん。

Fish in the WaterとかFREEDOMとかはYGでさらに磨かれた感性のこれまでのアクドンらしい軽いポップス。Should've Loved You Moreはブリティッシュロック。問答無用で大好き。「もっと愛してあげたらよかったのに」と明るいけど哀愁漂うメロディーで歌う最高の一曲。イントロ、間奏、アウトロと間違いないです。そして次のWhaleは対照的にアメリカで受けそうなスタイリッシュなアコギが気持ちいいポップス。ところどころにフォークぽさもありすごくおしゃれな曲です。(エド・シーランのこと言ってる)このどっちもが聞けるのがアクドンのおいしいところですよね。他の曲もこのアルバムはアコギと二人の歌声が魅せる二人らしいものがいっぱいです。

リビングとかでかけても誰にも文句言われないアルバム。(褒めんのへたくそ)本当に気持ちが良くて温かいです。

 

 

 

 

 

 

7.WINNER-WE

YG所属の四人組グループのミニアルバム。毎回良曲続きのウィノですが、今回のは特に様々な面を見せてくれる良作だと思います。

Ah Yeah

こんなにいい意味で力が抜けてる曲をタイトルに持っていけるアイドルが今どれだけ貴重なことか。アコギでサビが独特で、懐かしくて楽しい曲がザ・スンユンの曲という感じで大好きなんです。成熟している人たちの作品。

ZOOはミノくんが手掛けた曲で全体的に陽気でちょっと南米ぽくて、スンユンとフニくんが特に鳴き声みたいに歌うの上手で楽しい曲です。次のMolaは完全にスンユンに需要がばれている曲。久々に頭振って踊りまくるウィノが見れる強いEDM。ブルピンにカバーしてほしいなあ。それかDDU-DU DDU-DUと一緒に八人で披露してほしいなあ。 (一生叶わない夢)次のBOOMとかいう神曲、めちゃくちゃ好きなんですが?私はね、このような割と古いようで最高のメロディーがのってるEDMで泣く人種なんですよ。イントロのこの南国感にミノくんの入りが本物の世界観が作られていてすごいです。WINNERどの曲もそうなんですけどこれを聞いて、この人たちは曲を受け取ってから歌うのではなく、曲の要素に自らなってくれるんだって改めて実感しました。すごい。サビ、エモすぎ。みんなで歌うBoom powowowow。一体感。夏休みのキャンプファイヤーのような、お祭りだけど終わりが見えている感じ。私のなかではこれぞWINNER。つくづく若者の曲だと思う。EVERYDAYとかもそうなんですが、すごく限定された空間で集団が笑いながら踊ってそう。こう書くとイッちゃった曲みたいなんですけど、なんていうか仲間だけで楽しいことをしたがっているというか、そういう脆さや儚さが感じられるんですよね。何言ってるんだろ。二番入る前のフニくんのYeah Yeah Ohがもうこれだけで泣けるんですよ。連れて行って、でも置いてかないでも違ってああ、行くんだねっていうような気持ちにさせる。私はこういう曲でいつまでも心が揺さぶられるような人間でいたいなって強く思います。かなりノリやすさ増したEVERYDAY強EDMリミックスと昨年企画で発表された良バラードのFirst loveも入っています。

あっさりとしているようで、このアルバムを聞いたら必ず何かが思い起こされるはずです。

 

 

 

 

 

DAY6 5thミニアルバム - The Book of Us : Gravity (ランダムバージョン)

DAY6 5thミニアルバム - The Book of Us : Gravity (ランダムバージョン)

  • アーティスト:DAY6
  • 出版社/メーカー: JYP Entertainment
  • 発売日: 2019/07/15
  • メディア: CD
 

8.Day6-The Book of Us:Gravity

JYP所属のバンドアイドル。明るく楽しい曲が多いアルバムです。

FOR MEは可愛いリズムで、バンドあまり聞かないって人も聞きやすいだろう一曲です。

 

Time of our Life

一方タイトル曲は、バンド全開の曲。いわゆる爽快ギターチューンってやつです。イントロがピアノではじまるところとか、サビのメロディーとか(特に後半)、掛け声やコーラスがあるところとかめちゃめちゃ今の日本のバンド曲っぽいんですよね。Day6は昨年のSHOOT MEとかもそうなんですけど、日本活動が身について楽曲に反映されている印象が強い。Days gone by はシティポップだし。最近のインタビューから分かるのはもちろん、デビュー初期から日本をバンド音楽がかなり受容されている国として見て、色んなアーティストをチェックしてくれています。真面目に音楽に取り組む人たち、大好き。

HOW TO LOVEはJYP色が強くて後期のワンガとかに歌ってほしい、夕方みたいな雰囲気の曲。う~とかお~とかが上手い。()WANNA GO BACKは明るいイントロからの切ないメロディーと、ジェヒョンの最高にエモーショナルな声がマッチした歌い出しへの変化が心臓掴まれる。二番のAメロもジェヒョンが担当しているので、間違いなくここを世界一うまく歌うのは彼だと確信してしまいます。あと、ドウンちゃんが歌っているので神曲確定。COVERはバラードなんですけど、きれいなギターのイントロと突き抜けていくヨンケの高音と夢みたいなファルセットが気持ち良すぎる。最後のBEST PARTはドラマチック且つ爽やかで誰しもサビで踊りたくなるような、まさに音を楽しんでる曲です。ExperiaのCMに使われてそう。

Day6史上最もエモーショナルで明るい作品です。

 

 

 

 

 

9.Im Hyunsik-Rendez-Vous

ミニョクと同じBTOBのボーカル、ヒョンシクのミニアルバムです。タイトルはフランス語でランデブーと読みます。よく使われるのは男女のロマンティックな逢瀬という意味ですが、ランデブーには宇宙船などが接近することも意味するらしいです。へェ~~知らなかったな~~。ということでコンセプトは宇宙。その広大さとロマンと共に愛を歌っています。さすがイム・ヒョンシク先生、インスピレーションを受けるものからして、凡人とはレベルが違います。

全曲ほんとに、目を瞑れば聞くだけで宇宙が広がっていく曲なんですよね。それが超すごい。ヒョンシクの方が想定している聞き方を自然に私はしてしまっている。なんでそんなことができるんですか??一曲目のRendez-vousはふわふわした音とギターのはっきりしたメロディーがすごく心地よい。五分くらいある曲なのにボーカルもくどくないし、アウトロがしっかりあって宇宙空間に飛ばされるような感覚になります。次のDOCKINGはよりなんか、無機質だけど何かが広がっているようなイメージ。まじであの宇宙服を着て空をあるいてるようなゆらゆらした感じがするんですよ。サビも夢みたいですし。なんでそんなことができる???これもアウトロ長い。好き。ここまで書いて、このアルバムに関してはどういう風に説明すれば魅力が伝わるか全く分からないってことに気づきました。とにかく聞いてください。お願い。

とか言って続きも書くんですけど()、BLACKは唯一歌詞が暗いイメージの曲です。真っ暗でどこにも行きたくないし、行くこともできないって曲。そんな思いを、ヒョンシク先生がどんな曲で表現したと思いますか?・・・・・・ロックなんですよ。ねえ、ロックなんですよ。この人は悲しみ、それもどうしようもできない虚しさとかいった類の悲しみをロックで歌うんですよ。好き、、、ヒョンシク先生、現代音楽の本出しませんか?MOONLIGHTは一転して、ちょっと80'sっぽい曲。ヒョンシクのボーカルがきれっきれです。

DEAR LOVE

イム・ヒョンシクの真骨頂であるバラードがタイトルです。抑揚がすごいし、ピアノの使い方が天才。落ちサビもただ音増やしてあげて盛り上げるんじゃなくて新たな展開を見せています。最後、合唱にのせてヒョンシクとエレキギターが鳴いています。超大作でめちゃめちゃ感動する曲です。

全曲、BLACK以外は、宇宙はすごく広くて、その中でも僕たちは同じところに確かにいて、二人は必ず出会う運命で、そして出会った時に僕たちは完全になるというようなことが歌われています。それはBTOBのOnly one for meで歌われているような、手をつないだりただ二人がともにいることが愛しいということに繋がっているような気がします。ヒョンシクは、すごく不確かだけれど心の全体に広がっていて、何か明確には分からないけれど、一緒にいたら感じられるものとして愛を捉えていて、それが宇宙のようだと感じたんじゃないかな~。

私、このアルバムへの考えがまだ全然至っていないんですよね。私がこのアルバムから受け取れるものはもっともっとたくさんあるような気がするんです。とりあえずう~~んやっぱりヒョンシク先生はすげーやってことでいいですか。音楽を感情表現のツールにしている人です。

DEAR LOVEのアウトロも入ってるんですが、流れで最後にこれ聞いたらエンドロールみたいってなりました。それくらい超大作で具体的に見える世界が広がっている一枚です。

 

 

 

 

 

VOL.1[Re-boot](Normal Ver./輸入盤)

VOL.1[Re-boot](Normal Ver./輸入盤)

  • アーティスト:GOLDEN CHILD
  • 出版社/メーカー: Kakao M
  • 発売日: 2019/11/26
  • メディア: CD
 

10.Golden Child-Re-Boot

続いては、2017年にデビューしたINFINITEやLovelyzを輩出し、今年はガールズグループのRocketpunchだデビューしたウリムに所属する10人組ボーイズグループ、Golden childの初フルアルバムです。

ヤングでファンクでクールでキュートで聞いていてとっても楽しい曲がたくさん入っています。

Rebootというタイトル通り新しいはじまりのワクワク感を知らせるイントロがとても素敵。タイトル曲、WANNABEに繋がっているのもおもしろいです。

 WANNABE

印象的なイントロからAメロBメロは最小限の音しかかかっていなくて、ボーカルがすべてを握っている曲です。最近の売れ路線の曲であることは間違いないんですが、メロディー個性的だし、ラップ上手いし、PVがちょっと懐かしい感じで最高だし、ちゃんとグループの色があります。

Latelyは安心と信頼の1Takeプロデュース。10-15年前のアニソンみたいですごくいい。犬夜叉かアイシールドでお願いします。幼女アニメのEDもあり。今回、ユニット曲があってNo matter whatはラッパー二人にメインボーカルのジュチャンがフィーチャリングしている曲なんですが、これが超かっこいい。さっきと同じく1Takeなんですけどね!!テグちゃんの病的に甘い高音とチャンジュンの計算しつくされた高音がえぐいです。サビ前ぐっっっと引き込まれる。二番の後の間奏も神秘的で良いです。そして、ジュチャンがねえウリムの声なんですよね~上手く歌うってより気持ちよく歌おうとしている感じ、声とか発声あまり作っていないように聞こえる感じがすごくいい~~。で、この曲の次にそんなジュチャンのソロA song for meがあります。タイトルも曲もベタだけどそれがいい!華やかな曲です。She's my girlは個人的にめちゃめちゃ好きな曲。ニュージャックスウィングです。多分。とにかくファンキー。天下のMonotreeが手掛けています。曲の期待値がんがんあげる始まり方して力強いイントロの後のジボムの完璧な入り。ゴルチャではこういう男!って声が少ないから映えますね。めちゃめちゃノリ良いのにがちゃがちゃしてなくて超育ちよさそうに聞こえる曲です。131415のEXOみたいな、人類みんな好きな明るさと強さ。そんでジェヒョンのパートがどれも最高にかわいいです。デヨル、スンミン、ドンヒョンのOur heavenも触れなきゃいけないですね。こういうアイドル要素が強い80’s風の曲を私はずっと待っていた。Our heavenにはリバイバルするにしても、今のアイドルが歌うからこそのおもしろさが詰まっている気がします。より滑らかでテンポも少し速くて、聞いていて楽しいです。

他のもSpring again(シングルとしてリリースされてたの今知った)かわいくて、ドキッとして、ラップ上手いし良くて、YくんのソロもMV作って活動してほしいくらい完成度高いし、最後バラードで締めてるのも良いしで全曲とっても楽しいアルバムです。あと、こんなに聞いててにこにこしちゃうような使われ方をしてるラップ聞くの久しぶりでとても嬉しくなりました。(?)

 

思ったより長文でひいてる。

 

 

 

 

 

 

クラッシュ - FROM MIDNIGHT TO SUNRISE (Vol.2) Album [韓国盤]

クラッシュ - FROM MIDNIGHT TO SUNRISE (Vol.2) Album [韓国盤]

  • アーティスト:CRUSH
  • 出版社/メーカー: Dreamus
  • メディア: CD
 

11.Crush-From Midnight to Sunrise

 PSYが社長でjessiとヒョナイドンが所属する最高で最強にあほ事務所P NATIONに所属するシンガー、CRUSHのフルアルバムです。この人の新譜が良いってことは必然なのでさらっと。本当に最高のシンガーなのでひょそぴを褒めるにあたって言うことは二つだけです。一つ目は歌が上手いってこと。元がラッパーとしてキャリアを始めた人だから、発音が丁寧で細かくてそこに乗せる音も細かく丁寧なのでとにかくするすると耳に入って心までしっかりと届くんです。それがどんな運びだとしても。二つ目は作る曲がどれも良いってこと。ブラックミュージックを軸にしているから、バラードでもポップスでもヒップホップでも変わり種の曲でもどれも良さを外さないんです。まあ、個人的に好きってだけと言われたらそこまでなんですけどね。

今回のアルバムも夜明け前に海辺をドライブしながら聞きたい、ベタだけど絶対に良いって作品です。

個人的に好きなのはWonderlust。クリスマスにもぴったり。パーティー一通り終わってクリスマスツリーの明かりだけが照らすリビングで聞きたいです。(何それ)あと、Sunsetも大好きです。こういう、淡々とした寂しさがある曲好きです。後半の展開の壮大さもそれがぱっと消えて一気に醒めるような感じも好きです。ふわふわしてる。

Alone

MV二つ出てるうちの一つがこのAlone。アップライトピアノの温かい音色とひょそぴのコーラスから始まる曲。天国のような曲。それからずっとメロディーも伴奏も美しい。静かにでも確かに広がっていく湖みたいで、MVで光が当たってストリングスとひょそぴが浮かび上がるところちょっとうるうる来てしまいます。なんか、こんな素晴らしい曲が隣の国で今年生まれたんだなあって感慨深くなりました。人生で多くの人がこういう曲に出会うよなあってそんな曲です。

30年前に出ていても名作であっただろうし、100年後に出ても名作であろうアルバムです。贅沢で満たされる。最後にひょそぴのシンコペーションは一級品~~って言って終わります。

 

アルバムには入ってないけどこれも聞いて。 

 

 

 

 

 

12.Stray Kids-Cle:Levanter 

JYP所属のボーイズグループ、スキズの今年下半期に発売した二枚のシングルを収録したアルバムです。なんか日本のアイドルみたいな活動の仕方ですね。 どうでもいいけど。

全曲EDMって言っていいアルバムです。Sunshineのようなゆったりした曲もEDM成分かなり強い。今、あまりK-POPで流行っていないジャンルですが、スキズはずっとそれを求めていてでも新人で大手事務所に所属してるから早く売れなきゃいけないって思いも強くてずっともどかしかった。今年は初めて一位もとって振り切ってから良い曲がめちゃめちゃ増えました。2019年現在、スキズはアイドルの中でEDMメーカーとしての地位を確立していると思います。この若さでプロフェッショナル的な音楽の作り方をしているのはさすがバンチャン率いる3RACHAとスキズって感じですね。

You can stayのようなメロディー含めてちゃんと泣けるEDMもあればStop、Double Knot、Boosterのような上がる曲もあり、あらゆるアプローチを一貫したスタイルの中で出来ていて見事です。

 

Levanter

今回のタイトル曲は、始まりの曲Hellevatorのアフターソングという気がします。(多分)歌詞はもちろん、曲でここまで「繋がり」を表現できるのは初めから自分たちで進む道をずっと作ってきたスキズだからできることです。

スキズの歌詞、思いが生々しすぎていつもスクショ芸人になってしまう。重荷を捨てて明確な向かう場所も分からないで進んでいくのは、怖いけど、でもその尊さを知ったこのグループは無敵だと思うのです。それは、茨の道かもしれないけどその道を強く強く信じてほしい。

 

Astronaut

aviciiみたいなきらきらEDM。PV含めて泣けます。大好きですこの曲。

ところで、下半期ハンくんが主人公すぎてまぶしいです。特徴的な声じゃないのにすこーんと目立って耳に入ってくる。

軽い気持ちで聞いてるとふと目頭つんときちゃう、泣きながら笑顔になれるアルバムです。

 

 

 

 

 

 

 

 

これにて前夜祭終了です~~。めっちゃ書くの時間かかったし、いつも通り後半になるにつれて熱が高まってしまうキモオタでした。全部読んでくれた方、すごすぎます、いるのかな、いたらありがとうございます。

 

 

次回はいよいよ2019年私のK-POP総決算です!ここには載せなかった音盤大賞はそこで発表いたします。選ぶのは全く予想を裏切らずにあのアルバムの予定です。

 

 

鹿

 

ほぼ毎日うるさいTwitter@hizaula